カナダの州と人気の留学都市について
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2024.11.28
カナダは移民や留学生を多く受け入れている多民族国家で、自然溢れる素敵な国です。
また国土面積は世界第2位の広さを誇り、同じ国内で6つのタイムゾーンがあります。
そんな広大な国土を持つカナダは、10の州(province)と3つの準州(territory)により成り立っています。それぞれの州で文化や気候が違い、また地域によって様々な言語が使用されています。
カナダ留学の前に、各州・準州の特徴を知り、ご自身に合った都市で留学生活を送っていただけるよう、今回はカナダの州・準州について、また人気の留学都市について、ご紹介させていただきます!
また国土面積は世界第2位の広さを誇り、同じ国内で6つのタイムゾーンがあります。
そんな広大な国土を持つカナダは、10の州(province)と3つの準州(territory)により成り立っています。それぞれの州で文化や気候が違い、また地域によって様々な言語が使用されています。
カナダ留学の前に、各州・準州の特徴を知り、ご自身に合った都市で留学生活を送っていただけるよう、今回はカナダの州・準州について、また人気の留学都市について、ご紹介させていただきます!
1. カナダ基本情報
カナダは北米に位置する人口約4,010万人の国です。積極的に移民を受け入れている多民族国家で、200を超える民族から成り立っています。また、カナダの公用語は英語とフランス語の2か国語となっており、人口の約76%が英語、約22%がフランス語を話しています。また州ごとでも異なる公用語を定めており、極北では先住民族の言葉も公用語に定められています。
Canada.ca
2. カナダの10の州について
オンタリオ州(Ontario)
オンタリオ州は人口約1,600万人で、カナダで最も人口が多い州です。全人口の1/3がオンタリオ州に集中しており、首都オタワとカナダ最大の都市トロントという2大都市を抱えるカナダの政治・経済の中心地となっています。「オンタリオ」とは、先住民の言葉で「きらめく水」を意味する「カナダリオ」に由来しており、オンタリオにはハドソン湾や南の五大湖、セント・ローレンス川など多くの湖や川があります。
また、他の州に比べると温暖な気候ですが、冬の寒さは厳しく、マイナス10度以下になることもあるので、防寒対策が必須です。
ブリティッシュコロンビア州(British Columbia)
西は大西洋沿岸部から東はロッキー山脈の西側まで、変化に富んだ地形を持つブリティッシュコロンビア州は、地形や気候から大きく6つのエリアに分けられています。バンクーバーは約270万人の都市で、カナダ第3の都市です。カナダの中で日本に最も近く、成田空港と羽田空港の両空港からの直行便が就航するため、カナダの玄関口として親しまれています。アルバータ州(Alberta)
西にロッキー山脈がそびえ、中部から東側一帯には広大な大平原が広がるアルバータ州は、人口が約400万人のカナダを代表する商業都市であり、サンドオイル産業によって発展をしてきた州です。カナダ最大の観光地、カナディアン・ロッキーや、オーロラ観測で有名なイエローナイフなど極北地域にも行きやすくなっています。夏は乾燥した暑さ、冬は雪が降り積もる寒さがあり、寒暖差の激しいエリアです。
ケベック州(Quebec)
モントリオールやケベックシティのあるケベック州は、カナダの州の中で唯一フランス語が第一言語とされている州です。人口は約900万人で、人口の約8割をフランス系の住民が占めており、フランス文化の影響を強く感じることができる地域です。また、ケベック州の人口の約半分はモントリオールに集中していて、モントリオールはフランス語圏の都市ではパリに次ぐ規模となっています。
フランス語が第一言語のため、街中の看板や標識もすべてフランス語で表記されています。また、クラシックな建物が多いエリアとしても有名です。
サスカチュワン州(Saskatchewan)
サスカチュワン州は人口約124万人の州で、州の半分を豊かな森林が覆い、湖や大河も多い自然に恵まれた土地です。大陸横断鉄道の開通によって発展した都市が多いと言われています。また、カナダの内陸部に位置しているため、夏は暑くなりやすく、冬は非常に寒くなります。またカナダで最も日射時間が長い州であり、乾燥した気候が特徴です。
ちなみに、サスカチュワン州にはサマータイムがありません。
マニトバ州(Manitoba)
マニトバ州は人口約150万人で、人口の半数は州都であるウィニペグに集中しています。降水量が少なく、カナダの中で最も晴天率の高い州で、日照時間が長く乾燥している気候です。野生のホッキョクグマやベルーガ、オーロラ観測ができます。また、州都ウィニペグは日本人にもお馴染みの「くまのプーさん」の故郷でもあり、郊外には銅像も立っています。
ノバスコシア州(Nova Scotia)
カナダ東部の大西洋に位置するノバスコシア州は、四方が海に囲まれている州です。人口は約110万人で、イギリス、フランス、ドイツ系の移民が多く暮らしています。ニューブランズウィック州(New Brunswick)
ニューブランズウィック州は、人口が約85万人で40%がフランス語を使用しており、カナダの州の中でケベック州に続いてフランス語使用者が多くなっています。市によって英語、フランス語、どちらの言語の割合が強いかに差があり、英語とフランス語のバイリンガルが多い州でもあります。プリンスエドワードアイランド州(Prince Edward Island)
人口18万人のカナダ全州の中で最も小さな州です。名前の通り州全体が島であり、美しい海と田園風景が特徴の州です。赤毛のアンの作者L.M,モンゴメリの故郷として有名で、州都のシャーロットタウン(Charlottetown)には、赤毛のアンの物語の家を再現した「グリーンゲイブルズハウス」やルーシーモードモンゴメリーミュージアムがあり、赤毛のアンのファンの聖地として知られています。ニューファンドランド・ラブラドール州(Newfoundland and Labrador)
湿地に覆われ、野生動物が多く生息するこの州は、北米の最東端に位置し、内陸部は針葉樹林やツンドラが広がる州です。人口は約54万人でラブラドール半島東部とニューファンドランド島から成っており、地形と周囲の環境を受け、市によって気候に差があります。また名前の通り、ラブラドールレトリバーの原産地でもあります。3. カナダの3の準州について
ノースウエスト準州(Northwest Territories)
世界で8番目に大きいグレートベア湖と、10番目に大きいグレートスレーブ湖のある極寒の地で、州都のイエローナイフはオーロラ観測で有名です。人口は約4.5万人で、住民の半数が先住民で、英語・フランス語だけでなく先住民の言葉を含む11か国語が公用語に定められています。6月~7月までの夏の間、太陽が沈まない白夜の時期があります。その時期を過ぎるとオーロラが現れ、世界中から多くの観光客が訪れます。
ユーコン準州(Yukon)
19世紀にゴールドラッシュで人口が増加したものの、現在はカナダ全人口の1%のみ、約4.5万人が暮らす州です。カナダ最高峰のローガン山があり、夏には白夜も体験できます。5000メートル級の山々が連なりその合間を大河がゆったりと流れる自然豊かな州で、カヌーやハイキング、犬ゾリ、スノーモービルなど様々なアクティビティが楽しめます。
ヌナブト準州(Nunavut)
人口約4万人で、先住民イヌイットが人口の大半を占めています。公用語も英語・フランス語だけでなく、イヌイット語、英語、フランス語となっています。野生のシロクマ、セイウチ、イッカクも暮らす極寒の地です。4. カナダで人気の留学都市
カナダ3番目の都市であるバンクーバーは、日本との直行便も多く、カナダの玄関口として知られています。★自然と都市が共存する「世界で一番住みやすい都市」ランキング常連
★夏はビーチやハイキング冬はウィンタースポーツと大自然を満喫できるアクティビティが充実
★温暖な気候で過ごしやすい
★アジア系の民族が多く住んでいるので、アジアの食材などが手に入りやすい
ビクトリア
元イギリス女王の名を冠するビクトリアは、BC州の州都でカナダで最もイギリスの影響を受けている都市です。街にはビクトリアやチューダーなどイングランドの伝統的な建築様式の建物が点在し、赤い2階建ての観光バスが走ります。英国風ガーデンにアフタヌーンティーなど、イギリス文化を感じられるスポット巡りも人気です。★ホテルや観光業が盛んで観光シーズンは仕事が見つけやすく、ワーキングホリデーにおすすめ
★年間を通して気候がよく、快適に過ごせるのんびりとした街
★一年中花が咲き乱れる、可愛らしい英国風の小さな街
★アットホームな雰囲気で治安がよい
トロント
オンタリオ州の州都で、カナダ最大の都市です。★80以上の民族のコミュニティ(エスニックタウン)がある多民族都市
★カナダ経済の中心を感じることができる大都市
★地下街など1年の激しい寒暖の差を快適に過ごせる街造り
★ナイアガラの滝を始めとした大自然からスポーツやエンタメが充実した街
オタワ
5月のチューリップ・フェスティバルの時期が最も美しいと言われています。★教育機関も多い、政治・経済の中心地
★街全体が庭園のような、世界で最も美しい首都のひとつ
★都市でありながら自然に囲まれ、様々なアクティビティに恵まれている
★イギリスやフランス文化を感じられる日本人留学生が少ない穴場
モントリオール
カナダで唯一、フランス語を公用語とするケベック州最大の街です。フランス語圏の街としては、パリに次ぐ世界第2位の規模で、モントリオールでは看板も人々が話す言葉もフランス語です。★フランス文化を色濃く残す歴史ある街
★北米のパリと呼ばれるほどフランスの文化が融合する芸術の街
★モントリオールの歴史を感じられる数々の観光スポット
★英語だけではなくフランス語にも興味ある方におすすめ
ハリファックス
ハリファックスはラテン語で「新しいスコットランド」を意味するノバスコシア州の州都で、カナダの大西洋岸最大の経済・文化の中心都市です。世界有数の自然港であるハリファックス湾には大規模な豪華客船も入港し、ウォーターフロントには、多くの大道芸人が様々なパフォーマンスを行い賑わっています。★イギリス文化漂う港町
★コンパクトで生活しやすい街
★大都市に比べると物価がお安め
★大学・カレッジが多くアカデミックな学習をしたい人におすすめ
まとめ
皆さんが気なる州、都市はありましたでしょうか。それぞれに魅力がありますので、ご留学先を決める際の参考にしていただければと思います。また、カナダにお越しになった際には、色々な都市へ訪れてみていただき、カナダの雄大な自然や様々な観光名所を楽しんでいただけたら嬉しいです!
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