カナダでは
カナダドル(Canadian Dollar/CAD)と呼ばれる通貨を利用します。
カナダドルの紙幣は
5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルがあります。
またカナダ人はアメリカ人と同様に、現金を持ち歩く習慣があまりない為、小さなお店等で50ドルや100ドル紙幣を出した場合、偽札ではないかどうか何度も透かして確認をされたり、受取を拒否される場合もあります。また、カナダ国内にあるATMで現金を引き下ろす場合、20ドル札のみが出てくるATMもある為、その場合は偶数額を入力されることをお勧めします。
カナダドルコインは
1セント*、5セント、10セント、25セント、1ドル、2ドルがあります。
※1セントの流通は2013年2月4日をもって終了となりました。
チップに関して
アメリカを始め北米文化にはチップ制度が存在します。レストランやカフェ等のウェイターが注文を取りに来てくれるようなお店では、税金を除く総額の10%~15%をチップとしてテーブルの上に残しましょう。クレジットカードやデビットカードでのお支払いの場合は、ウェイターが支払い端末をテーブルまで持って来てくれるので(レジでお会計をするレストランもあります)、希望のチップ額を入力します。タクシーを利用される場合も同様にチップを支払いましょう。マクドナルド等のファーストフード店ではチップを支払う必要はありません。
消費税に関して
ブリティッシュコロンビア州では、2013年4月1日より
GST 5%(Goods and Service Tax:連邦税)と
PST 7%(Provincial Sales Tax:州税)の2種類が制定されています。お買い物の際にはGST(5%)とPST(7%)のどちらかが課税されるものもあれば、両方(12%)が課税されるものもあります。
GST(5%)のみ課税される例:
- レストランでのお食事
- 電気やガス等の光熱費、クリーニング
- 本や雑誌
- バスやフェリー等のチケット
- BC州からアメリカへの飛行機代
- ガソリン
- 自転車
- 美容院やネイル、マッサージ等
- 映画、スポーツ、コンサート等の入場料
- 家のリノベーション、お引越し
たまごや砂糖、小麦粉などの日常食品は非課税となりますが、お酒や香水、化粧品など、いわゆる贅沢品と呼ばれるものには12%の税金がかかります。課税・非課税の線引きはとても細かく定められているので、初めのうちはレシート等を確認しながら、何を購入すると税金がかかるのかを徐々に覚えていくと良いでしょう。