タックスリターンについて

タックスリターンとは？

タックスリターン(Tax Return)とは、日本における確定申告のことです。
カナダには、日本のような会社が行う年末調整のシステムがないため、自分で確定申告をしなければなりません。
会社から給料をもらう場合、通常様々な「税金」があらかじめ給料から引かれています。ただ、正確な税金の額は一年間の収入の合計をもとに計算されるため、月ごとでは正確な計算が出来ません。そのため、予想される税金を会社が想定して、毎月の給料から天引きしています。この時、少し多めの税金が差し引かれている場合が多いのです。
一年間の収入の合計が定まる（年度が変わる）と、本来の税金の額が確定し、実際に支払った税金との差額が必ず出るので、この調整をする事がタックスリターンです。 税金を多く払っていた場合は、差額が政府から返金され、少なかった場合は、追加で支払わないといけません。

しかしワーキングホリデーのようにアルバイトが中心で、収入があまり多くない人は、一般的に返金を受けられるケースがほとんどです。多い人は数百ドルから千ドル近くになることもあります。

申請条件

申告年度	カレンダーイヤーを適用。1月から12月を1年とみなします。 ※2019年3月から2020年2月までの1年間カナダで就労した場合、2019年3月から12月、2020年1月から2月の2年分の申告が必要です。
申告期限	4月末日（期限を過ぎても申告は可能です。）
対象者	カナダ居住者 ※観光ビザでの滞在者は対象外

※基本的には翌年の4月末までに申請をする必要があります。計算した結果、政府に追加で税金を払わないとい けなくなった場合、4月末までに追加分を払わないと滞納状態となり、利子が加算されていくのでご注意ください。滞納が無ければ、4月以降に申請をしても問題はありません。2年前、3年前の申告し忘れた分もまとめて申告する事が可能です。

申請対象

賃金	雇用主からのT4（源泉徴収票）が必要
学費	カレッジ・大学が対象 ※ESLは対象外

必要書類

SIN ナンバー	お持ちの方
T4 (源泉徴収票)	2月末までに雇用主が作成、学生、観光ビザの方は不要
T5 （利子所得証明）	2月末までに各金融機関から書類が発行される
T2202A （授業料支払証明書）	カレッジ・大学が対象 ※ESLは対象外
振込先の銀行口座/ VOIDチェック	Direct Depositを希望する場合
T1 General (申請用紙)	郵送で申請する場合は1月末頃から郵便局や税務署、ドラッグストア(郵便局の出張所がある店)などで配布 ※オンラインでの申請や代行業者を通しての申請も可能